猫さんの飲み水

皆さんは、パートナーの猫さんにどのような水をどのように与えていらっしゃいますか?

水は猫さんの体重の60%~70%を占める大切な栄養素です。

細胞、血液、リンパ液の主成分ですし、体温調節にも欠かせません。

10%程度の脱水で命に関わることがあります。

猫の祖先は砂漠に生息していたため、水分摂取量が少なく、濃いおしっこを出すように体がつくられています。

そのため先天的に泌尿器系や腎臓系の病気に罹りやすいので、充分な水を飲ませることは病気予防のためにも大切です。

ドライフードの水分含有率は6%~10%、セミモイストフードで15~30%、ウェットフードは75~80%あります。

ドライフードを主食としている猫さんは、水分摂取量が不足している場合があります。

気温が下がるこの時期は水分摂取量が減るため尿石症などにも罹りやすくなります。

そのため充分な水分を摂取するために、ウェットフードや手作り食中心のご飯にしたり、鶏肉や魚のゆで汁を与えてみたり、あちこちに水を置いてみたり、あれこれ模索し続けています。

我が家では、近隣で汲んできた湧き水か水道水を竹炭で浄化して与えていますが、まだまだ研究の余地ありです。

 以前、外出先から戻ると、水の容器が転がって水がこぼれていたことがありました。 

それからは、なるべく重い安定感のある器を複数置くようにしています。 

また台所のシンクの中にも水を張った大きなボールを置き、絶対に不足することがないように気をつけています。 

またたびの森では、初めてご利用していただく際には、事前にオーナー様宅にお伺いさせていただき、お世話の内容など細かい点を打ち合わせさせていただいております。

 その際、猫さんのお水についてもお話させていただきますが、水は複数の場所に置いていただけるようにお願いしております。

 この機会に大切なパートナーである猫さんの身体の60%~70%を構成する水について、今一度考えてみられてはいかがでしょうか。