うまくまとめようとしなくたっていい

昨年から学んでいる講座では、講座の初めに自分が選んだフラワーエッセンスを一ヶ月間服用して、感じたことや気づいたこと、印象に残った夢、変わったことや変わらなかったこと、自分の内や外で起こったことなどを受講生が順番に話していく。
私は人前で話すことが物心ついた頃から大の苦手でそれは今も変わらない。
でも周りからはそう思われていないことが多く、先日もよく利用しているお店の店長さんと猫話をしていたら、この話は私だけが聞いているのはもったいないから場を設けるので話してほしいと言われ逃げるようにして帰宅した。
私は割と、いやかなり頑張って話している。
だから私はこのシェアの時間がとても苦手で最初の頃は講座が始まる直前まで今日は欠席してしまおうかと毎回悩んでいた。
(気が重くなる理由は他にもあるけど、それはまた別の機会に)
講座が進むにつれ、私は頑張ってうまく話すことが出来なくなった。
頑張ってうまく話そうとすればするほど、自分が伝えようとすることからどんどん離れていく。
なんだか自分が嘘をついてるような気がして、先生や他の受講生に申し訳ないような気持ちになりモヤモヤする。
講座後はどっと疲れて落ち込んで晩ごはんを作る気力も残っていない。
後日送られてくる講座の録画はもちろんみたことがなかった。
それでも、去年の5月24日に講座がスタートして一年以上経った今も学ぶことを継続できているのは講師の先生のある言葉があったからだ。
「うまくまとめようとしなくたっていい」
「とっ散らかってもいい」
「何かすごいこと言おうと思わなくてもいい」
そんなふうに言われて、ふっと肩の力が抜けた。
この世には言葉にできないことがたくさんあるし、それを無理矢理言おうとすると大切なものが壊れてしまうことがある。
録画を見ることができなかったのは、答えなんて全然でていないのに耳触りのいい言葉で無理矢理うまくまとめようとしていた自分が恥ずかしかったんだ。
違和感だらけだったんだ。
講座を受講する前は頑張ってなんとかそれなりにうまくまとまっているつもりでいた私だけど、今の私はとっ散らかって全然まとまってないし、なんなら講座を受講する前より不恰好で、なんとなく思い描いていた講座後の理想の自分よりもずっといびつで小さくて、まだまだ頑張って耳触りのいいきれいな言葉を並べて自分を守ろうとすることも多々あって、でもそんな自分が以前より好きで、気づけば録画を見直すことも前ほど嫌じゃなくなってる自分がいる。
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