不安や恐怖心の強い猫さん

皆さんのパートナーの猫さんは、自分の縄張りである安心できるお家に知らない人が入ってきたとき、どのような行動をされますか?
またたびの森の我が家には複数頭の猫たちが暮らしていますが、反応は様々です。
- 玄関でお出迎え。ニャーニャー(遊んで遊んで!抱っこ抱っこ!)とそばを離れない。座るとすかさず膝の上を独占
- 一定の距離を取り、しばらく様子をみる。そのうち自ら近づいていくが常に逃げられるように逃げ道を確保
- 甘えも怖がりもしないが、高台などで静かに過ごす・身を隠す。来客中はご飯もトイレもしないが、客人が帰った途端姿を見せ、いつも通りのびのびと行動し始める
- 身を隠す。その後ストレス性の膀胱炎発症
このように、十匹十色です。
不安やストレスの強い子は、事前にトイレや食事などを用意した別部屋に来客中はいてもらうようにしています。ドアを閉めて決して客人と顔を合わせないようにします。
猫は犬とは異なり、単独行動する習性をもっています。生きていくために必要な食料を自分で確保し、自分の身を守らなくてはなりません。
そのためテリトリーを重視します。そこに知らない人が入ってきたり知らない匂いが持ち込まれたりすると不安や恐怖を感じます。
反対に犬は社会性が高く、群れを形成し協力しあって獲物を捕獲して分けあったり身を守ったりする習性があります。
またたびの森では、私たち人間に比べて不安や恐怖を感じやすい猫の本能を理解し、パートナーの猫さんの立場に立ってお世話させていただくよう常に心掛けています。
恐怖心や警戒心の強い猫さんと暮らされているオーナーさまは、シッティングを依頼することに不安を感じられると思います。
できる限りオーナーさまが安心してお出掛けできるように、そして猫さんが住み慣れたご自宅で安心してストレスフリーで過ごせるように、シッティング前の事前打ち合わせ時には、猫さんの性格や既往歴、お世話の内容など細かくお聞きし、カルテを作成させていただいております。
恐怖心の強い猫さんには、ストレスを与えないようそっとしておき、食事や水の交換、トイレ掃除など基本のお世話のみ行います。
定期的にご依頼いただく場合には、オーナーさまとご相談させていただき、様子をみながら少しずつ馴れてもらえるよう、基本のお世話が終わったあとも少し離れた場所で本を読んで静かに過ごしたりして猫さんの存在を意識し過ぎずにその場で過ごしたりして、徐々に馴れてもらえるようにシッティングさせていただきます。
オーナーさまの不安感が強い場合は、最初は出掛けずにシッティング中にご在宅いただくのもおすすめです。不安が和らいできたら何かあったらすぐに駆けつけられる近くのカフェなどでお過ごしいただき、シッティング終了時間に合わせてご帰宅いただければ、お留守中の猫さんの様子などを直接お伝えさせていただくことも出来ます。
もちろん事前打ち合わせ時にシッターとの相性が合わないと感じられたときには、猫さんのことを第一に考え、遠慮なく依頼をお断りしていただいて結構です。
またたびの森では、ストレスや不安を感じやすい猫さんには、心を落ち着かせるバッチフラワーエッセンスを飲み水に滴下して与えたり、肉球や被毛に塗って行うヒーリングタッチなどのホリスティックケアを施します。
希望される場合には、事前打ち合わせ時にお気軽にご相談ください。